ブログ 岡本浩和の「人間力」発見日記
6.72022
ただひたすら淡々とあること
以前、「善化」というお話を聞きました。
陰陽相対のこの世界では、
人はどうしても物事を善悪で判断しがちです。
しかし、立場や状況が変われば、実際善と悪とは入れ替わることもあるわけで、
本来善悪を絶対的に判断することは不可能だとわかります。
常識やこうあるべきだという思考にとらわれると、
どうしても主観としての善が正しく、悪が間違っているという
落とし穴にはまってしまいます。
人は何事も主観で勝手に見てますからね。
よく生きるコツは、
目の前で起こる出来事を何にせよ善悪で判断しないことなんだと思います。
何事も原因があるから結果そうなっているわけで、
悪い(と判断する)出来事には相応の事由や原因があり、
良い(と判断する)出来事にも同様の事由が原因があるのだと理解できれば
淡々と過ごすのがベストだと思います。
それは、見て見ぬふりとは違います。
慈しみや愛情の発露は当然のことで、
慈しみや愛があるからこそ
思考に囚われず、感情に振り回されず、ただ淡々とあれるのだと思うのです。
とはいえ、我執があるとそれは難しいんですけどね。
どこまでいっても自分の性格や思考に翻弄されるのが人間。
だからそれを超えるのに楽しみながら鍛錬することが必要なんでしょう。
カラヤンの名盤プッチーニ「蝶々夫人」を聴きながらそんなことを思う午前。
(素敵なオペラであり、歌手たちも揃った最高の名演だと思います)
今日もありがとうございます。
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