ブログ 岡本浩和の「人間力」発見日記
4.222024
僕のルーツ
僕の故郷は滋賀県甲賀市信楽町です。
中でも北端の、山に囲まれた地区で、
長閑といえば聞こえは良いのですが、本当に何もない(?)土地で、
子どもの頃は嫌でしょうがなかったことを思い出します。
おかげで都会志向が強まり、
大学から東京に出ることになり、そのまま40余年が過ぎるのですが、
今となっては信楽は逆にとても静かで、天災もなく、護られた良い土地だと気づきます。
1300年ほど前、聖武天皇が紫香楽宮での大仏建立の発願をしました。
僕が生まれた地域こそがその中心地だったのですが、
世が世なら文化的発展含めとても雅な土地になっていただろうと想像します。
ちなみに、紫香楽宮はわずか3年ほどで撤退を余儀なくされました。
なぜなら当時、山火事や予期せぬ地震が相次いだからです。
(藤原氏の陰謀による放火という説もあります)
昨夜は、聖武天皇にまつわるお話をさせていただく機会をいただきました。
天皇は仏教に篤く、そして真の世界平和を願って国中に国分寺、国分尼寺を築かれました。
当時は、大日如来なる毘盧遮那仏の建立により人々の心は救えると信じられていました。
しかし、今の時代は外に救いを求めるのではなく、一人一人が内なる佛性を明らかにし、
自らの内側に救いを求めることでひとつになる時代です。
しかも、当時は救われるのに難行苦行が必要とされましたが、今は違います。
仕事をし、そして遊び、そういった日常生活の中で
楽しみながら本性を磨き、自分自身を明らかにすることができる時代です。
あらためて今この時代に、
そしてあの場所に生まれ育ったことに感謝の思いでいっぱいです。
自分自身のルーツを知ることって大切だとつくづく思います。
ありがとうございます。
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