ブログ 岡本浩和の「人間力」発見日記
1.182024
「孝」を学び、実践すること
今日は母の83回目の誕生日です。
若い頃から難病を患い、いまや介護がないと生活ができない身ではありますが、
頭はしっかりとして、元気です。
ここのところ思うのは、
母は自らそういう人生を選択して生まれてきたことに違いないということです。
それも、父や僕や、関わるすべての親戚縁者の心の器を大きくするために
志大きく、決意してこの世に生を得たのだと思うのです。
日常は、相変わらず父には口やかましく、うるさいほど命令が飛び交いますが、
それもこれも父が「すべてを受け容れ許す心」を養うためでしょうか。
あるいは、僕自身が「孝」を学び、実践するためかもしれません。
僕はなぜ甲賀市信楽町宮町という地に生まれたのか。
その昔、聖武天皇がわずかな期間、都を置いたその地の、
まさに数百メートルしか離れていない場所に我が実家があります。
疫病、天災など、混迷極まりなかったあの時代にあって、
聖武天皇は大仏建立を祈願し、
奈良は東大寺に「毘盧遮那仏」、すなわち大日如来を設置しました。
大地震、事故と、立て続けに災難に見舞われた2024年。
まだまだ様々な禍に巻き込まれるかもしれない年頭にあって、
まさに大仏に代わって、
志を持って、日々新たに行動することが大切なのだと教えていただきました。
禍は福と裏表だといわれます。
世界が禍多い情勢だからこそ
逆に僕たち一人一人の心の成長が可能な年だということは間違いありません。
(その意味では福でしょう)
ちなみに僕は、2019年の夏に、身体の自由が利かない母の介護をしていたとき、
目覚めました。
本日の最大の学びは孟子の言葉、「天下溺るれば、之を援うに道を以てす!」
今日も自由自在。ありがとうございます。
※写真は、2021年2月16日、実家で母の散髪。
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