僕は、高校生の時から「レコード芸術」という雑誌を
愛読しておりました。
今から14，5年前に購読を止めたのですが、
それは紙面がいまひとつつまらなくなったことと、
インターネットやSNS隆盛の世の中で、情報はどこからでも入ってきて
以前のように真剣に隅から隅まで読まなくなったという事情がありました。
それでも初期の、特に80年代の「レコード芸術」誌は
実に内容濃く、かつてほとんどの雑誌を処分した中で
（特に80年から83年くらいまでのものは）大事にとってありました。

といって、頻繁に引っ張り出してきて読むわけでもありません。
それに当時の雑誌は大部で半年分6冊を重ねるだけで
ずっしりとした重みがあります。
物理的な重量もそうですが、
思い入れなどがびっしり詰まったものですからそう感じるのかもしれません。

しかしながら、すべては過去のこと。
この際執着を捨てきれいさっぱり処分することにしました。
そういえばジョルジュ・ドンが存命の頃、「ダンスマガジン」なるものも
愛読していて、そちらは欲しいとおっしゃる愛好家に差し上げることにしました。

今の時代はできるだけ物を持たず、物に執着せず軽やかにといわれます。
確かに、よくもこれほどまでに溜め込んだものだと我ながら感心します。（笑）
断捨離作業は続く。
ありがとうございます。