ブログ 岡本浩和の「人間力」発見日記
7.42019
初動の勇気と、その後のあきらめない思い。すべてはそこにあるのです
素と性格の葛藤といいましょうか、
最近は自分の本質、つまり本性が何を求めているのかを明確にキャッチできるようになっておりまして、
そうなると、これまで50数年間被っていた性格や習慣が邪魔をして、
何ともいえない葛藤が起こります。
聴くべきはもちろん素の声、すなわち本当の自分の声なので、
何にせよ答は明白なんですがね。
今、実感するのは、「自分」だと思っていた「自分」が似非というか仮で、
しかもそれが表層にこびりついているので、
わかっていても取り外すのがなかなか困難だということです。
まぁ、鎧を脱ぐのは実際苦しいですわ。(笑)
ちなみに、「思考の鎧」を脱いでしまうと
例えば、何気なく本を読んでいても、
吃驚するくらい、的を射た、示唆に富む
文章に出逢うことができます。
「この見知らぬ土地でよそ者が何をしているのだ?」
「僕は自分の運命に従っているのです。あなたには関係ありません」
見知らぬ男が剣をさやに収めたので、少年はやっと安心した。
「おまえの勇気をためさなくてはならなかったのだ」とその見知らぬ男は言った。「勇気こそ、大いなることばを理解するために最も重要な資質なのだ」
少年はびっくりした。その見知らぬ男が、ほんの少数の人しか知らぬことを話したからだった。
「こんな遠くまできたのに、あきらめてはならぬぞ」
~パウロ・コエーリョ/山川紘矢+山川亜希子訳「アルケミスト 夢を旅した少年」(角川文庫)P131-132
初動の勇気と、その後のあきらめない思い。
すべてはそこにあるのだとあらためて思います。
昨日もいろいろと深い話のできた一日でした。
人生は分かち合い。
いつもありがとうございます。