清水貴裕さん 36歳 会社経営

ZEROを受講してのご自身の変化について教えてください。

ZEROを境に一番変わったのは、「信頼」という言葉に注目するようになったことです。
「信頼って何だろう?」と深く考えるようになりました。つまり、相手を意識すること、相手を頼ること、あるいは相手が考える私自身はどういう私なんだろうということを深く考え、同時に自分がどんなフィルターを通して人や物事を見ていたのか、そして、自分にはどういう気質があって、どのように他人を判断しているのかを日々とても意識するようになりました。

あれ以来、「信頼」を築くための小さなことをするようになりましたね。例えば、アイコンタクトをきちんととったり、最たるものは握手をしたり、あるいは、相手との距離感を考えるようになったり、また、相手が話をしているときの音の違いを聴くようになったり。

今までは、自分というフィルターがあったせいで、相手が話していることが、私を想ってのことであったとしても怒られているような気がしていたのですよね。それが、音の違いをキャッチしたり、相手に意識を向けることで、この人は怒っているわけじゃないということに気づけるようになりました。

今までは自分の気持ちとリンクして相手のことを思っていたのでしょう。要は自分の方にばかりベクトルが向いていたということです。自分の気持ちと相手の気持ちがつながっていないまま、やや感情的な判断になっていましたね。それが今では、しっかり相手のことを見て、いつもつながろうとしています。

あと、会社でもそうなのですが、それまでは相手を見ず、一方的に話していたということに気づきました。(自分が変わったのでしょう)コミュニケーションのスタイルが、目を合わせたりなど、本当に変わりましたよ。相手の話し方を意識して、目を見るようになった瞬間に、相手が話したいことがわかるようになって、そのお陰で対話が増え、傾聴が増え、気がついたらいつの間にか部下の信頼を得られるようになっていました。
始まりは何であったかを考えると、実はアイコンタクトだったりするというのが面白いです。(笑)

それまで意識してアイコンタクトはとっていなかったということですね?

やってなかったですね。今は意識をしています。目を合わせるのが苦手だったので、最初はそれを意識していったんです。今は苦手じゃなくなりました。最初はそんな小さなことなのですが、ワークを通じて体感した小さな成功体験が—あくまで短い時間の中での成功体験なのですが—それを日常生活に当てはめて行ったときに、少しずつうまくいくようになりました。

具体的にどんな環境変化がありますか。

例えば、仕事を辞めるときの話ですが、今までは送別会がなかったり、あっても小さかったりしたんです。自分に余裕がなく、トラブル半分で逃げるように去っていく会社が多かったので。(笑)それだけではないにせよ、今は部下が率先して送別会を開いてくれたり、想定以上にたくさんの人が参加してくれることになったり、本当に嬉しいです。

やったことは本当に小さなことです。あとは体感ワークでやった、その人と出逢うことの奇蹟という感覚を、自分の中でしばしばアファーメーションとして刷り込んでいました。いつもは思えないのですが、出逢った目の前の相手に対して「でもこの人は何か意味があるのかもしれない」と思いながら接することが多くなったということもあります。

アイコンタクトなどはスキルですが、それ以上に清水さんの意識がだいぶ変わってますね。

相手を見ようとする意識というのですかね。自分から相手に対して意識を向けるということ。これをすごく考えるようになって、おそらく信頼であるとか、一から何かを創り上げる最初の部分、すなわち意識的に相手に向かなきゃいけないということ、それが一番大きな違いだと思います。ほとんどのワークが相手に意識を向けることにあったと思うのですが、それが私の中で成功体験になっているのだと思います。
やっぱり折に触れて思い出せるんですよね。覚えた事ではなくて感じたことなので、ふとした瞬間に思い出せるんです。アンカーのように入っているんですかね。
ちなみに、文字にするとこういうことですが、実際は感覚的なことなので10%も伝えられてないですね。(笑)

 

 

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