ブログ 岡本浩和の「人間力」発見日記

阿吽の呼吸、そして則天去私

昨日は朝からデスクに向かって、一日「書きもの」をしていました。
内側を見つめ、考え、それをアウトプットし、明文化する。
言葉はそのすべてを伝え切れないものですが、
この世界で人と協同するうえで必須のスキルです。
他の動物にはない、人類の天才的な発明でしょう。

しかし、言葉を過信すると落とし穴にはまってしまいます。
言葉が不完全であるがゆえに、僕たちが本来持つ智慧の目を開く必要があるのだと
つくづく思います。

古来「阿吽の呼吸」といいますが、
そこには企図なく、通じ合う意思が存在します。
おそらく天意に則ったときにそういうことが起きるのだろうと思います。

そういえば、夏目漱石が晩年に到達した思想を「則天去私」というのだと思い出しました。
中学生の時、漱石の小説は相当読み耽りましたが、
半世紀経った今読むとまた違うでしょうね。
そんなことを思う今日この頃。来年は久しぶりに再読するようにします。

余分な思考を捨て、情に振り回されない、引っ掛からない心を養おうと
あらためて誓います。
ありがとうございます。


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