ブログ 岡本浩和の「人間力」発見日記
5.22025
楽しんで、すべてのことをさせていただくこと

人間の関係とは面白いものです。
特に夫婦の関係は6万年来の因果の清算の最たるもので、
その縁は「恩・怨・恨」のいずれかだと言われます。
(しかも恩返しは2割で、8割は仇(あだ)か仇(かたき)だというのですからシビアです)
僕は両親の関係性をいつも丁寧に観察しておりますが、
喧嘩両成敗という言葉があるように、結局は「我と我のぶつかり合い」であると同時に
互いがいかに慈しみの光を相手に出せるかがポイントなんだと教えていただけます。
「自分自身を明らかにする」上で、父と母の間に入り、
僕ができることを最大限させていただけていること、
そして、こういうシビアな関係を目の当たりにする環境を与えていただけていること、
また、その事実こそが人生においての最高の贈り物なんだということに
あらためて感謝の念を覚えます。
父も母も本性は慈悲と智慧であり、そもそも大宇宙の根源とつながっているのですから
自我というのものを変革していければベストなんですが、
さすがに91歳と84歳ともなると、いわゆる「性格」の世界から脱却することは
極めて難しいわけです。
父を見ていると過去世において余程ひどいことを母にやってしまったのかと思うくらい。
母も相当頑固で、同時に内弁慶ですから父にだけはとにかくうるさく命令を飛ばします。
(過去の怨念が呼び覚まされているようにも表面上は見えますが、すべては慈しみから発せられていることは、ちょっとしたタイミングのニュアンスで察することができます)
(だったらもう少し言葉を柔和なものに変換すれば良いのですが、そこは我が勝ってしまっています)
はてさて、果たして僕には何ができるのか。
器を大きくして(笑)
無心、無我、無為で両親が喜ぶことをただたださせていただくことでしょう。
(言い換えれば、楽しんで、すべてのことをさせていただくこと)
今回の帰省もいろいろな気づきをありがとうございます。
心静かに参りましょう。
ありがとうございます。
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