「個性」とは、人（亻）が固まる、と書きます。
年を重ねると、人はついつい様々な人・事・モノに執らわれ、結果頑固に陥ってしまいます。
「個性」は大切ですが、自分の思考や価値観に執着しないことがとても大切です。

人間関係の問題の多くは「私が正しい」という思考の衝突です。
どういう視点から「私が正しい」と思っているのか？
間違いなく自分の立ち位置からの「正しさ」の主張でしょう。
相手の立場に立つことは、口で言うほど簡単ではありません。
それに、頭でわかっていてもなかなかそうはできないのが人の常。

だからこそ万人共通の命そのものを知り、日々刻々そこに立脚することが重要なのです。
命とは本来の自分自身です。
今、自分だと思っている自分はいわば仮の姿。
そこに気づければ御の字、目に見える世界はあっという間に変わります。

人間関係でいうなら「許せなかった人」が知らず知らずのうちに「許せ」、
「受容」までできるようになってしまうのです。
（これぞ不可思議の極致）

午前、皆様の前でお話をさせていただく機会がありました。
喜んでいただけたようで何より。
僕の生きる意味、意義はそこにあるのだとつくづく感じました。
今日もありがとうございます。