ブログ 岡本浩和の「人間力」発見日記
2.102025
心の目で静かに物事を見ると、真実が見えてきます
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実家は築50年の古い建物なので、使い勝手は良いとはいえません。
母のオムツ替えをするのに、タオルで父がお尻を拭いたりするのですが、
清潔好きで諸々に敏感な母は必ずお湯を使ってタオルを絞らなければなりません。
いつもは洗面所でその作業をやるのですが、
昨夜は僕がお風呂に入っていたので、父は遠慮して台所でタオルを絞ろうとしました。
やいのやいのと声が聞こえてくるので、
何を騒いでいるのかと思えば、お湯が出ないというのです。
こちらは入浴中で、お湯が出ないはずがないので
どういうことかわからなかったのですが、「見てくれ」と父が言うので
とりあえずずぶ濡れのまま出て、洗面所で確認しました。すると問題なく熱いお湯が出てきます。
(壊れているわけはないので)
一旦風呂を出て、
父に「洗面所を使ったらええやん」と言って、即洗面所で対応してもらいました。
湯船に戻って、何が起こったんだろうと考えました。
台所はいわゆる混合栓で、左に回さないとお湯が出ません。
ひょっとして栓を左に回さずに「お湯が出ない、出ない」と騒いでいるのかもと考え、
お風呂を出て、一番に台所を確認に行くと案の定(笑)。
半呆けの父は(寝ぼけ眼で母の下の処理をしていたので)そういうこともわからなくなっているのだと
思わず笑ってしまいました。
(母の厳しい命令とその消化に追われる毎日だからこそ完全には呆けられないんでしょう)
(生きる意味、生きる使命感、そんなようなものを父には感じます)
(そういう状況でもまったく心配でなく、笑って明るく過ごせることに感謝です)
今日も朝から母の厳しい命令が飛び交っています。
それでも僕にはその心底に慈しみがあることがわかります。
本質を見極めること。
真と仮を見極めること。
ありのままをとらえること。
昨年末からおみくじにはしばしばそういう言葉が現れます。
心の目で静かに物事を見ると、真実が見えてきます。
日々勉強、ありがとうございます。
※父と母がテレビを見ている間に自撮り。
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