ブログ 岡本浩和の「人間力」発見日記

迷わず、思いあがらず、嫉妬せず

一昨日の夜はオンライン道友会#43でした。
今年に入ってメンバー一人一人に自由にテーマを決めていただいて
順番に話をしてもらっていますが、
毎回その話をきっかけにそれぞれに気づきが深まり、感動的な会になります。
人の本性は慈しみであり、また智慧であると痛感します。

世の中の人には、自分の心を見失っているがために、自己の本性のうちにあるものに気づかないで、外に向かって三身の仏を探し、自己の中に過去・現在・未来の三世の仏がいることに気がつかないものが多くいる。諸君、私の話をよく聞くがよい。諸君に、自分の中に、自己そのものとしての三世仏があることに気づかせよう。この三身仏は、諸君の本来の真性から出てくるもので、外からは得られないのだ。
(六 説一体三身仏相門 (二四)自性の三身仏)
中川孝「六祖壇経」(たちばな出版)P137-138

幸せの青い鳥は外のどこを探してもいません。
すべては自分発であり、自分の中に答があるのだとわかります。
その意味で、人生は「自分に向き合うこと」だとつくづく思います。

ちなみに、「自分に向き合う」のは難行苦行だと思っている人って意外に多いです。
そう考える人の多くは、それこそ過去の体験にひもづけてしまっています。

「六祖壇経」にはまた次のようにあります。

どういうのが懺であり、どういうのが悔であるか。懺とはその前非を悔いることだ。過去のあらゆる悪い行ない、愚かな迷い、思いあがり、嫉妬などの罪をことごとく悔い、誓ってまた起こすまいと願う。これを懺という。悔とは、今後の過失を悔いることだ。今後必ず犯すにちがいない悪い行ない、愚かな迷い、思いあがり、嫉妬などの罪を、今から決意してことごとく永に断ち切って、決してまた行なわない。これを悔という。だから懺悔というのである。
((二一)根源的な懺悔)
~同上書P122

何にせよ未来志向が大切。迷わず、思いあがらず、嫉妬せず、ですね。
ありがとうございます。


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