ブログ 岡本浩和の「人間力」発見日記
3.122019
F.S.パールズ著/倉戸ヨシヤ監訳「ゲシュタルト療法—その理論と実際」(ナカニシヤ出版)
クライエントは、まず自分の五感を活性化させなければならない。クライエントは想像によるのではなく、現にそこにあるものを見ることができるようにならなければならない。クライエントは幻覚を見たり、感情転移したり、投射することを止めなけらばならない。反転したり自己妨害をすることを止めなければならない。クライエントは自分の理解したいという欲求に応じて意味づけの能力を高めなければならない。自分自身と他人とを理解し、そして取り入れや偏見や思い込みという歪んだ眼鏡を通して見ることによって、意味をこじつけたり、曲解したりすることを止めなけらばならない。そうすればクライエントは、彼の限界を超越し、新しい状況ごとに新しい状況として対処することを学び、そして自分の全潜在能力を活用して、状況に対処することができるようになる。
P120
フリッツ・パールズの古典は、事実と思考・感情を区別して認識することから、本来の感覚をあぶり出す方法のヒントになった一冊です。
ゲシュタルト療法―その理論と実際
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フレデリック・S. パールズ
ナカニシヤ出版
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