“ZERO”がもたらすもの

“ZERO”が目指すもの

アルフレッド・アドラーの3原則、すなわち、「自己受容」「他者信頼」、そして「他者貢献」、そのマインドを獲得し、自律的に生きること、その在り方を体得することが、幸せに生きるコツだと私は考えています。
問題の多くは人間関係から生じるもの。
中で、最大の要因であり、難敵は、依存性です。
誰の中にも多少の依存性はあります。私たちが人生を生きる上で最も大切なことは、自律的に生きることであり、分かち合うこと、そして他人の役に立つことですが、それを阻むものが依存性なのです。

一人一人が自律的に生き、そして分かち合えれば、これほど幸せなことはありません。
しかし、残念にもそれは、スキルとして容易に学べるものではありません。愛とは行為ではなく在り方です。同様に信頼や貢献も行為ではなく、本来在り方だからです。

ZEROが目指すもの。
それは、自分を心から受け容れることのできる心を育てること、
同時に他者を信頼できる自律的在り方を知ること、
その上で、他人に貢献できる在り方を体得する方法をつかむことです。

“ZERO”がもたらすもの

人の意識のベクトルは日々動いています。それは時に内を向き、時に外を向きます。
しかしながら、日常生活において、私たちはほとんど自分事に意識が向きがちで、他人のことは二の次になってしまいます。特に、自己防衛が過剰になると人は誰しもより自己中心的に陥ります。その状態を私は「我(が)に入る」と表現しています。

つまり、ベクトルが自分に向き過ぎ、外が見えない状態、全体をつかめない状態を「我に入った」状態というのですが、得てしてそういうときに問題は勃発し、大きなトラブルに発展するもの。人間である以上、身体がある以上、自己防衛本能は仕方がありません。
しかし、過剰になることは抑えられるもの。「我に入ること」そのものが問題なのではありません。「我に入った」ことに気づかずにいることが問題なのです。

ZEROでは、意識のベクトルの向きを常にチェックする術をインストールします。それは、いかに自分を客観視し、全体観を獲得できるかということです。
一番の方法は、事実と思考・感情をすみ分けること、そして、感覚にアクセスすることなのです。

ZEROによってどれほど自分自身が愛おしい存在であることか、
そして、他人とのコミュニケーションがどれほど楽になることか。
幸せであることの源はそこにあると私は考えるのです。

“ZERO”の原点

気づきを通して本来の自分を取り戻し、自己成長を促すことを目的とした「ゲシュタルト療法」、人々がお互いを尊重し、自分の可能性を安心して育てていける生き方や人間関係を探求する「エンカウンターグループ」(カール・ロジャーズ)、そして、近年あらためて注目される、共同体感覚の醸成の重要性を説くアルフレッド・アドラーの「個人心理学」などの心理学のメソッドを応用したコミュニケーション・ワークが原点です。
また、岡本浩和の 30 年間、1 千回以上の研修・ワークショップのファシリテート経験、及び 1 万人以上のカウンセリング経験からより一層独創的なプログラムへと昇華されています。

ベースとなる理論・方法論

※エイブラハム・マズロー「人間性心理学」
※カール・ロジャーズ「来談者中心療法(クライアント・オリエンテッド・セラピー)
※フレデリック・パールズ「ゲシュタルト(分断化されていない全体)・セラピー」
※アルフレッド・アドラー「個人心理学」
※エリック・バーン「交流分析」
※スティーヴン・R・コヴィー「7つの習慣」

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